シュモール結節は思春期の若者に起こります。
思春期のまだ軟骨板(椎体終板)が柔らかい時に激しい運動などをすることで、椎間板の内圧が高まりますが、線維輪は元気なのでヘルニアにはならないが、繰り返しているうちにジワジワと椎体の中に食い込んでいく状態のことです。

急性腰痛の原因にはなりえず、何年もかけて右のイラストのように骨に髄核が飛び出していきます。(椎体内ヘルニア)

痛みやシビレなどの症状は無いのが特徴ですが、長い年月で見た時に軟骨板の損傷が進むことで椎間板への水分や栄養補給が出来なくなるため退行変性が進んでしまいます。
結果的に椎間板ヘルニアなどになりやすくなります。

原因としては先天的に軟骨板の発達不良なのか
後天的に猫背姿勢の反復・重い物を持つことの反復、骨粗鬆症など考えられますが、現在は不明とされています。

椎体辺縁分離というのは思春期の激しい運動などで成長途中の骨端輪が椎体から剥がれてしまい、その隙間に髄核の成分が浸透することで骨端輪の癒合不全が起こります。

そして分離した骨端輪が脊柱管内に浮遊した状態の事を言います。

症状としてはシュモール結節同様に痛みが無く、退行変性の進行を加速させる原因となります。

⇒骨端核(骨端軟骨)とは

整形外科の先生が急性腰痛(ギックリ腰)とおっしゃった時は画像で何も確認できなかった時です。

何故なら急性腰痛(ギックリ腰)はＸ線やＣＴ、ＭＲＩなどには映らないため原因が分からないからです。

でも実際に患者さんは痛い状態の為、
整形外科の先生や学者の先生方は色々説が言われています。

古い情報としては
・ひねり動作
・滑膜の椎間関節内の嵌入(かんにゅう)が考えられる

と言われていますが急性腰痛の5％以下だと考えます。

最近の学説としては腰椎椎間板でヘルニア説明させて頂いた
・急性腰痛=腰椎の屈曲×軸圧
が有力となっています。

急性腰痛の整形外科的な治療としては、
疼痛の程度に応じて安静・薬物、各種ブロック療法を用いられます。

なかのぶ整体院の治療としては、
硬く緊張した筋肉の緩和操作や関節の調整、生活習慣の指導を行っております。

先天性すべりの方はハムストリングスの異常な緊張がみられます。

ＳＬＲテストで挙上に制限があります。(坐骨神経痛があるとヘルニア陽性)
しかし、坐骨神経痛は陰性でハムストリングスが引っ張られて痛いと訴えます。
これは骨盤が後傾しハムストリングスが短縮したためです。

分離すべりの方は階段状変形がみられます。
階段状変形というのは分離して残った棘突起が背側に出っ張った状態になることです。
マイヤーディングが3°以上になると屈曲で顕著に見えてきます。

馬尾障害は意外と発生しにくいのが特徴です。
なぜなら椎弓板が後ろに残るため脊柱管に少しスペースが確保されるからです。

変性すべりはマイヤーディングが1°で馬尾障害が発生します。

★保存療法

保存療法は【先天性すべり】【分離すべり】【変性すべり】共通です。

・楽な状態で寝てる
・軟性コルセットをつける(分離症には硬性コルセット)
・体操療法
・消炎鎮痛薬
・ブロック療法

などがあります。

なかのぶ整体院では緊張した筋肉へのトリガーポイント療法と体操療法を組み合わせて生活指導をさせて頂いております。

★手術療法

すべり症の手術療法の基本はインストラメンテーションによる脊柱固定術です。
脊柱管狭窄が強ければ除圧術も用います。

ここまでをまとめると下記の通りになります。

当院はご予約優先制にしております。
その理由は、

• 待ち時間を最小限にするため
• 施術の質を最大限に高めるため
• あなたの予定を立てやすくするため

お子様連れの場合は院内を貸し切りにさせて頂いており安心して施術を受けられます。

また土日や平日の夜は定期メンテナンスの方が多くいらっしゃっていますので、
予約をされていないとお待ちいただくか、別の日になってしまう場合もございます。

もちろん臨機応変に対応をするようにしておりますが、
どうしても難しい場合がありますのでご予約をお勧めしております。

※初回はカルテのご記入がございますので10分前にお越しください。