品川区中延駅/戸越公園駅の整体|小顔矯正・肩こり・腰痛・産後の骨盤矯正・子連れOKな整体院
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荏原町から多数来院されているなかのぶ整体院です。
整形外科学の基礎知識ということで今回は頸椎椎間板ヘルニアに関する医学知識をご紹介するブログです。少し専門的なお話になりますので興味のある方はご覧ください。
品川区や大田区の整形外科で検査をして異常がないのにつらい方は、
なかのぶ整体院にお気軽にご相談ください。
頸椎椎間板ヘルニアの概要をお伝えする前に復習をしておきましょう。
頸椎椎間板ヘルニアに限らずヘルニアというのは椎間板の成分である線維輪が断裂し中に入っている髄核が飛び出すことを言います。
なぜ線維輪が断裂するかというと椎間板の退行変性によって水気が無くなり切れやすい状態になることで起こることも説明しました。
その髄核が飛び出す方向によって症状が異なることも説明しました。
後側方に飛び出したら神経根を圧迫するラディキュロパシー。
後方に飛び出したら脊髄を圧迫するミエロパシー。
ここまでは前回までに説明しているのでご確認下さい。
それでは具体的に見ていきましょう。
①好発年齢は?
頸椎椎間板ヘルニアになりやすい年齢ですが30歳から50歳と言われていて平均すると45歳位の方が多く発症しているというデータがあります。
腰椎椎間板ヘルニアは頸椎椎間板ヘルニアよりも比較的若い年齢で起きやすいというデータもあります。
これは若いために激しい運動や重い物を持つ機会が多いことが予想されます。
②男性と女性どちらが多い?
また男女で比べると男性の方が頸椎椎間板ヘルニアにかかる割合が多いです。
これも女性より男性の方が物理的な負担がかかるケースが多いからだと思います。
③頸椎のどこの部分がヘルニアになりやすい?
イラストにあるように中下位に起こりやすいです。
具体的にはC4-C5、C5-C6、C6-C7付近です。
なぜなら地球には重力がありますので下にあればあるほど負担が大きいのは物理的に同じです。
また首の下には動かない胸椎がありますのでその分負担が大きくなることも考えられます。
ヘルニアの症状にはミエロパシーやラディキュロパシーでも共通して言えるのが後縦靭帯への圧迫による首の痛みです。
この症状は2つの見方に分類できます。
分類① 頸椎症状vs神経症状
頸椎症状というのは頸椎そのものの痛みや頸椎以外に頭痛や肩の痛み、背中の痛みなど筋肉が硬くなってしまうことで起こる関連痛というのがあります。
神経症状というのは神経を圧迫することでその神経が支配している部位に痛みやシビレなどの症状が起こることです。
例えばラディキュロパシーは上肢に痛みやシビレが生じ、ミエロパシーは上肢だけでなく全身まで影響があります。
分類② 急性発症vs慢性発症
時間的な観点で見ると急激に痛みが出る急性発症と徐々に痛みが続く慢性発症とわかることが出来ます。
腰椎椎間板ヘルニアの場合ですと急性発症が多いのですが、
頸椎椎間板ヘルニアの場合ですと両方のケースがあり、どちらかというと慢性症状の方が多いのが特徴です。
急性発症
後縦靭帯が髄核により貫通されてしまった状態
何か急激が刺激が上からのしかかった時に起こります。(ブリッチなど)
慢性発症
退行変性により椎間板間が狭くなり線維輪が膨隆して少しずつ後縦靭帯を圧迫している状態です。
慢性発症は脊椎症(OA)を伴う事が多いのが特徴です。
よってヘルニアで辛いのか脊椎症で辛いのか分かりずらいというのも慢性発症の特徴です。
★痛みについて
頸椎椎間板ヘルニアには急性と慢性があるために必ずしももの凄く痛いだけではありません。先ほど説明したように慢性発症が多いからです。
痛みだけでなくシビレや不快感、こりなどもあります。
また、痛みの範囲ですが首そのものの痛みやこりから来る関連痛として後頭部や肩甲骨の内側などあります。
安静にしていると痛みは軽減しますが咳やくしゃみなど動きによって痛みが増すことがあります。
急性発症の場合は安静が一番です。
急性頸椎椎間板ヘルニアをわかりやすくイメージすると蓋のとれた歯磨きチューブです。
歯磨きチューブを押すと歯磨き粉が出ますよね。
この様な状態なので押せば押すほど歯磨きチューブが飛び出します。
急性頸椎椎間板ヘルニアも同じです。
動けば動くほど髄核が飛び出してしまうからです。
神経症状にはラディキュロパシーとミエロパシーがあります。
神経根症状のラディキュロパシーのヘルニアは後側方に起こり、
脊髄症状のミエロパシーのヘルニアは後方正中に起こります。
症状はラディキュロパシーはデルマトームに沿って出てきます。
上肢のみの症状で下肢や体幹には起こりません。
一方ミエロパシーはデルマトームに沿わず、
上肢だけではなく体幹や下肢のどこに症状が出るかわかりません。
デルマトームに沿うラディキュロパシーは、例えばC7の神経根がやられたら中指に症状が出ますが、デルマトームに沿わないミエロパシーは軽症の場合は手袋状に出たり重症になると上肢全体に症状が出るようになります。
このことをミエロパシーハンドと言います。
よって頸椎ヘルニアの場合はラディキュロパシーは上肢のみ。
ミエロパシーは上肢と下肢と体幹のどこに出てもおかしくないということになります。
★麻痺について
神経麻痺について説明します。
神経麻痺にはラディキュロパシーで生じる弛緩性麻痺とミエロパシーで生じる痙性麻痺の2種類あります。
①弛緩性麻痺
弛緩性麻痺というのは物理的な圧迫による末梢神経系の障害で起こります。
末梢神経は神経根や脊髄神経の事を言います。
例えばラディキュロパシーや筋肉による末梢神経の絞扼で起こります。
症状としては緩みがちです。
結果的に筋肉や腱などに力が入らなくなり筋肉に萎縮が起こり弛緩性歩行になります。
ただ、巧緻運動(手先の細かい動き)は阻害されない事も多いのが特徴。
②痙性麻痺
痙性麻痺というのは脳や脊髄への物理的な圧迫による中枢神経系の障害で起こります。
痙性麻痺はミエロパシーに限らず脳梗塞や脳出血、交通事故による脊髄損傷などで起こります。
症状としては弛緩性麻痺とは逆に力が抜けず筋肉や腱が引っ張られてしまいます。
歩行は突っ張った感じの痙性歩行になり巧緻運動(手先の細かい動き)が出来なくなります。
では、なぜラディキュロパシーでは緩み、ミエロパシーでは突っ張ってしまうのでしょうか?
・ラディキュロパシーは腱反射が減弱
ラディキュロパシーは神経根を圧迫しているので腱が引っ張られたという情報がここでせき止められてしまう為に腱反射が減弱してしまうのです。
・ミエロパシーは腱反射が亢進
ミエロパシーは脊髄を圧迫しますので腱反射に対して脳からの抑制が効かなくなり亢進してしまいます。
よってつっぱった感じで力が抜けない状態になります。
という事で巧緻運動の話に戻りますが、
痙性麻痺になると巧緻運動が不全になり、痙性歩行になってしまいます。
要は力が抜けない為手先の細かい動きが出来なくなり歩き方もカクカクする感じで転びやすくなります。
特に階段を下りることが困難になります。ももの筋肉(大腿四頭筋)の力が抜けなくなるので膝が曲がらないためです。
逆に弛緩性麻痺になると巧緻運動不全になる事は少ない。ただし、力が全く入らなくなってしまうと巧緻運動も出来なくなります。
歩行については弛緩性歩行といって歩くには歩けるが疲れが早くきて長く歩けない。
階段の上りが辛い状態になります。
痙性麻痺と弛緩性麻痺どちらが嫌かと言えば、
まだ弛緩性麻痺の方がマシということになりますが、
痛みの強さを見るとラディキュロパシーの方が痛みは強く出るので、
結局どっちにもなりたくないですね。
★痛みの特徴
痛みの特徴としては、
ラディキュロパシーは一側に出て、
ミエロパシーは両側に出るケースが多くあります。
また症状のタイプとして、
ラディキュロパシーは痛みが強く出て、
ミエロパシーはしびれが強く出るのが特徴です。
★膀胱直腸障害
次は膀胱直腸障害です。
ホフマン反射の陽性ほどではありませんが重症な障害です。
これもミエロパシーのみに起こる障害です。
膀胱直腸障害(排尿障害・排便障害)が分かったら手術が必要になります。
頸椎ヘルニアから膀胱直腸障害になってしまった場合は尿が出過ぎてしまう障害(失禁)になってしまいます。
ラディキュロパシーは神経根の圧迫によって起こる症状ですが、
どこの部分が圧迫しているのかによって対処法が異なります。
今回はそのラディキュロパシーの基本検査について詳しく説明いたします。
■肩下制テスト
(ショルダーディプレッションテスト)
ジャクソンテストやスパークリングテストは頸椎ヘルニアの急性時に用いるテストですが、
肩下制(ショルダーディプレッション)テストは頸椎ヘルニアの慢性時に用いるテストです。
急性頸椎椎間板ヘルニアの場合は整形外科を受診されますが、
慢性頸椎椎間板ヘルニアの場合は我々カイロプラクティックを受診されるケースが多くあります。
やり方は頸椎を健側に側屈し、患側の肩を下制させます。(縦に軸圧を加えます)
健側というのは症状が出ていない場所を言います。
陽性所見はジャクソンテストやスパークリングテストと同じように右の上肢の症状が増します。
これは神経根や腕の神経叢の圧迫癒着があるかどうかのテストになります。
⇒圧迫癒着について詳しく見る
癒着があることで脊髄神経の絞扼であったり神経根の圧迫され陽性となります。
ヘルニアほどではないがヘルニアに似た症状があり首が痛くて手が痺れる。
整形外科でジャクソンテストやスパーリングテストをしても陰性。
肩下制(ショルダーディプレッション)テストに陽性反応が出たら、
なかのぶ整体院にお気軽にご相談ください。
障害される神経根というのは常にヘルニアが生じている部分と同じレベルになります。
右のイラストのようにC4-C5間にヘルニアが生じたらC5神経根が圧迫されることになります。
以前紹介したデルマトームに沿って症状が出るので、
どこに障害が起きたらどこの神経根に障害が起きているのかが逆算で分かるようになっています。
また、それぞれの神経が主に支配している筋肉があります。(筋肉が減弱)
(それぞれの神経は様々な神経によって支配されています)
それが上記のイラストとなります。
覚え方としてはデルマトームに近い部分です。
上腕三頭筋だけは例外です。
※腱反射
それでは具体的に神経学的テストについて説明しますが、
その前に腱反射の基本を押さえておきましょう。
筋肉には「起始」と「停止」があります。
要はどこからどこまで付いているかということですが、
筋肉によってそれぞれあります。
詳しくはここでは説明できませんが、
神経外科的テストで腱反射を取るときは筋肉の「停止腱」を打ちます。
これまでのように打腱器で打つやり方の他に
①皮膚のスクラッチテスト
②鋭い/鈍いテスト
というのがあります。
①皮膚のスクラッチテストというのは、
患側の疑われる筋肉と健側の同じ筋肉に打腱器で同じように擦るテストのことです。
感じ方が同じか違うかで確認します。
感じ方が違うようでしたら陽性となります。
②鋭い/鈍いテストというのは患者さんに目をつぶってもらい打腱器の柄の部分の細い部分を押し付けて鋭く感じる。
広い部分を押し付けて鈍い感覚を感じられるかのテストです。
この鋭い感覚と鈍い感覚を患者さんに当ててもらうテストです。
細い部分で鋭く感じれば陰性。鈍く感じれば陽性となります。
逆に広い部分で鈍く感じれば陰性。鋭く感じれば陽性となります。
このような腱反射のテストで重要なのは【ある/ない】ではなく【左右差】です。
★X線について
X線(レントゲン)ではヘルニアを写すことが出来ませんので注意が必要です。
もし、整形外科でX線のみ撮影してヘルニアが、
【ある/なし】と言われても違う場合があるので注意が必要という事です。
ではなぜヘルニアが映らないのにX線を撮るのでしょうか?
それは物の形を明確に写すことが優れているからです。
最初に側面で脊柱を撮影し脊柱管が先天的に狭いのかどうか確認します。
男性平均17mm、女性平均16mmですが12mm以下の場合は発育性狭窄と診断されます。
発育成狭窄の場合はそれだけで神経症状が出る場合があります。
逆もあります。脊柱管が20mmくらいある方だとヘルニアが出ていても痛くない場合があります。
このようにX線は脊柱管の幅を確認することで臨床上重要であります。
また、X線の良い部分としてはすぐに簡単に撮影ができるという事です。
特に頸椎ヘルニア急性期に見られる生理的前弯が失われている場合があります。
それはストレートネックです。
ストレートネックによる頸椎ヘルニアになると厄介です。
なぜならヘルニアというのは歯磨きチューブをイメージするとわかりやすいと以前説明しましたが首が痛くて筋肉が緊張することでストレートネック(頸椎が屈曲気味)になり椎間板に軸圧がかかり椎間板線維輪が膨隆し痛みが増すという悪循環になるからです。
よって緊張した筋肉を緩めることでヘルニアの早期回復を見込めます。
整形外科でストレートネックと言われて首が痛い方はお気軽になかのぶ整体院にご相談ください。
きっとお役に立ちます。
左側がX線(レントゲン)、右側がMRIです。
一目で椎間板髄核が飛び出しているのがMRIの方でははっきり見えますね。
レントゲンの方はやや椎間板の間が狭くなっている程度でしか見えません。
※この写真は同じ人です。
このようにMRIでは今まで見る事の出来なかったヘルニアまで
確認することが出来るため医学業界では革命と言われています。
ただ検査には40~50分くらい時間がかかるのと検査費用が高いというデメリットがあります。
例えば黄色靭帯は頸椎を伸展した時に悪さをする性質があるのですが、
だからとって頸椎をまっすぐな状態と伸展の状態の2種類をMRIで取ろうとすると時間とお金がかかるので現実的ではないのが現状です。
★脊髄造影(ミエログラフィー)
そこで役立つ診断法が脊髄造影(ミエログラフィー)です。
脊髄造影(ミエログラフィー)というのは脳脊髄中にヨードを注入しXR(レントゲン)やCTで撮影する方法です。
MRIがない頃はヘルニアを確定する唯一の確定的診断法でしたが技術的に難しいのとMRIの方が精度が高い為に現在はあまり利用されていないのが現状です。
ただ、先ほどMRIのデメリットで説明したように黄色靭帯の検査など頸椎の角度を何か所か取りたい場合は脊髄造影(ミエログラフィー)は有効です。
なぜなら一度、脳脊髄液にヨードを注入すれば角度を変えてXR(レントゲン)やCTを何枚も撮って確認することが出来るからです。
★ディスコグラフィー(椎間板造影)
ディスコグラフィー(椎間板造影)は椎間板の髄核に直接ヨード造影剤を注入していく方法でとても痛みを伴います。
その痛み自体に診断の価値があると言われています。
しかし、出かかった髄核に造影剤をいれていくためヘルニアを助長するリスクがありますのでメッタにやらない方法です。
どういう時にやるかというと手術直前です。
髄核に造影剤を入れることで形が明確になりその部分を手術で切るという流れになります。
★概要
鑑別疾患とは所見が似ているから区別しなければいけない違う病気のことです。
もちろん治療法も違うので注意が必要です。
頸椎ヘルニアの代表的な鑑別疾患として
があります。
★安静
頸椎ヘルニアの保存療法として激痛で耐えられない痛みでなければ安静が一番です。
その時に上を向く動作は避けるようにします。
なぜなら神経症状を悪化させない為です。
安心のために頸椎カラーを装着する場合もあります。
種類は一般的なポリネックやフィラデルフィア・カラーやSOMI(ソーミー)装具などがあります。
重症度に応じて使い分けします。
★ブロック療法
ブロック療法というのは麻酔を背骨に注射して急性期の激しい症状を和らげる効果が期待できます。
種類としては
①星状神経節ブロック
②硬膜外腔ブロック
③神経根ブロックがあります。
①星状神経節ブロック
星状神経節というのは頸椎の下位の椎体外腹側にあり頭頚部への交感神経の中継点にあります。
この交感神経に麻酔なしで注射をする療法です。
これによって頭頚部への交感神経が麻痺するため痛みが緩和し血流が増大し筋緊張の緩和が期待できます。
感覚神経を麻痺させているわけではないので、
それほどパワーがないのが特徴です。
②硬膜外腔ブロック
無痛分娩などに使われる療法で硬膜外腔に麻酔薬を注射します。
感覚神経のみをブロックし運動神経はあまりブロックしないのが特徴なので
痛みはないがいきむことができる無痛分娩の時に活躍します。
どの段階になったら手術を行うか説明します。
1、重篤なミエロパシーがある場合
・下肢痙性麻痺
・排尿障害
・上肢巧緻運動障害
2、保存療法に抵抗する場合
重篤なミエロパシー症状がなく保存療法を1ヶ月行ったが、
まったく症状が変わらない場合。
3、激しい上肢痛が継続する場合
1と2の症状が無くても激しい上肢痛が続いていて患者さんが手術してほしいと要望があった場合
★目的
手術の目的は神経の除圧です。
神経に圧迫がかかっているから症状が出ているので、その圧迫を除圧する手術になります。
除圧するために骨棘を削りますが脊柱が不安定にならないように固定をします。
★方法
手術の方法には4種類あります。
①前方除圧・固定
②前側方除圧
③後方除圧
④後側方除圧
右のイラストは骨の切除場所(除圧)を示しています。
脊髄除圧(ミエロパシー)の場合は
①前方除圧・固定か③後方除圧を行います。
神経根除圧(ラディキュロパシー)はあまり手術を行わないが行うとすると②前側方除圧か④後側方除圧を行います。
頸椎ヘルニアや頚椎症で一般的に手術をするのは①前方除圧・固定か③後方除圧になります。
ではその2種類をどのように使い分けるのかを説明します。
より病変の範囲が広い場合には③後方除圧から行い、狭い場合は①前方除圧・固定を行います。
狭いというのは2椎間までの事を言います。広い場合というのは3椎間以上の事を言います。
頚椎症はヘルニアよりも複数椎で障害を起こすケースが多いため③後方除圧をするケースが多くあります。
ヘルニアは単一レベルで障害を起こすケースが多いので①前方除圧・固定をするケースが多くあります。
では具体的に手術療法を見ていきましょう。
・移植骨の脱転
基本的に手術後は3ヶ月は絶対安静なのですが、
少し動いてしまって移植骨の脱転が起こると再手術をする可能性があります。
・偽関節
偽関節といって移植骨の部分は本来の関節ではないため
固定されずに動いてしまうこともあります。脊髄は除圧はされていますが不安定の為、
いずれ脱転するリスクがあります。
・固定隣接椎間病変
手術部位は移植骨で固定されるため、本来動くべき場所が動かなくなります。
そうなるとその直上下の椎間に負担がかかり頚椎症などのOAが進行しやすい状況になります。
胸腰ジャンクションが負担が大きいのと同じ仕組みです。
・反回神経麻痺
声帯に向かう神経で声帯をコントロールする神経ですが、
この神経を間違えて切ってしまうことで発語障害になってしまいます。
・食道瘻(しょくどうろう)
食道を傷つけてしまうことで感染症になりやすい。
このように手術は様々なリスクを伴う為簡単な決断はできません。
いろいろと手を打ってどうしようもない状態(最終手段)として手術を行うべきなのです。
もちろん手術がうまくいく場合もあります。
実際に前方除圧・固定術を行った結果のレントゲン&MRI画像です。
一番大切なのは頚椎症にならないように日々の生活習慣で予防をしていくことだと思います。
③後方除圧
後方除圧の手術としては骨棘やヘルニア塊はそのままにして脊柱管を広げて脊髄に逃げ場所を作る方法です。
後ろにスペースを作るために椎弓板を持ち上げたり、棘突起を縦に切って腸骨片を埋め込むなど高度な技術が必要な手術です。
メリットとしては脊椎機能が温存されます。(椎間板や椎体が残る)
デメリットとしては手術が難しい。誰でもできるわけではない。
このように③後方除圧は「逃げる」ことが手術戦略となります。
しかし下記のような合併症のリスクが当然あります。
・軸性疼痛(背骨の痛み)
椎弓を切断してつなげているため不安定性は改善されず首の痛みは残ります。
・頸椎の弯曲異常
棘突起の役割の一つとして伸展(上を向く動作)の制限をしているのですが、
その棘突起を切断して形成するため伸展に制限が効かなくなり不安定性が増します。
そして項靭帯が剥離されると頸椎が前に滑りやすくなりプロトラクション(下位頸椎屈曲位)=ストレートネックになりやすくなります。
②前側方除圧、④後側方除圧はほとんど手術をしない為、
今回は割愛させていただきます。
これまでの説明をまとめると下記の表になります。
初回の金額:8,800円
(初検料+施術料=合計)
2回目以降 :5,500円
施術時間:
初回約60分
2回目以降40分~50分
回数券:27,500円
(5回の施術料金で6回分)
有効期限はありません。
ご家族や友人との共有可。
※上記の金額は消費税込み
初回の金額:11,000円
(初検料+施術料=合計)
2回目以降 :7,700円
施術時間:
初回約100分
2回目以降80分
施術担当は坂本となります。
★お子様連れは不可とさせて頂いております。
回数券:38,500円
(5回の施術料金で6回分)
有効期限はありません。
ご家族や友人との共有可。
※上記の金額は消費税込み
初回の金額:8,800円
(初検料+施術料=合計)
2回目以降 :5,500円
施術時間:
初回約60分
2回目以降40分~50分
回数券:27,500円
(5回の施術料金で6回分)
有効期限はありません。
ご家族や友人との共有可。
※上記の金額は消費税込み
■オプションメニュー
当院はご予約優先制にしております。
その理由は、
お子様連れの場合は院内を貸し切りにさせて頂いており安心して施術を受けられます。
また土日や平日の夜は定期メンテナンスの方が多くいらっしゃっていますので、
予約をされていないとお待ちいただくか、別の日になってしまう場合もございます。
もちろん臨機応変に対応をするようにしておりますが、
どうしても難しい場合がありますのでご予約をお勧めしております。
※初回はカルテのご記入がございますので10分前にお越しください。
当院では
・『お電話』
・『ホットペッパービューティー』
・『LINE』
・『メール』
の4つの方法でご予約、お問い合わせ頂けます。
ご都合の良いツールをご利用ください。
「はい!なかのぶ整体院でございます。」
と電話に出ますので
「初めてなのですが、ホームページを見て予約をお願いします。」
とおっしゃって下さい。
下記3点をお伺いいたします。
①お悩みのご症状orコース
②ご希望の予約日時
③お名前
ご症状の質問や、カウンセリングを受けてから施術してほしい等のご要望もお気軽にお申し付けください。【カウンセリングは無料】です。「カウンセリング希望」とお申し付けください。
「ホットペッパービューティー」からご予約を頂く事も出来ます。
24時間いつでもご予約可能です。
予約の空き状況も確認できますのでご利用ください。
以下のフォームに必要事項をご記入の上、「送信する」ボタンをクリックしてください。
◎各種クレジットカードをご利用いただけます。
・VISA、MasterCard、JCB、AmericanExpress、DISCOVERに対応しています。
・支払回数は1回払いのみとなります。
品川区内共通商品券をご利用頂けます。
予約優先制・お気軽にお問い合わせください!
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座間市
東原
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松戸市・船橋市・市川市・浦安市
埼玉県
蕨市・川口市・飯能市
こちらに掲載している内容は効果を保証するものではありません。
効果には個人差があり、改善度合いや改善にかかる期間、回数は人それぞれですが、一人ひとりに合わせた形でしっかり施術をさせて頂きます。