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腰椎椎間板ヘルニアについて【整形外科学ブログ】

品川区・大田区の整体 なかのぶ整体院の整形外科学ブログ

旗の台からも多数来院されているなかのぶ整体院です。
整形外科学の基礎知識ということで腰椎椎間板ヘルニアに関する医学知識をご紹介するブログです。
少し専門的なお話になりますので興味のある方はご覧ください。

品川区や大田区の整形外科で検査をして異常がないのにつらい方は、
なかのぶ整体院にお気軽にご相談ください。


前回までは頚椎いわゆる首に関する解剖学と病気について説明しました。
今回からは腰編ということで腰椎椎間板ヘルニアについてお伝えしていきます。

概要

頸椎ヘルニアと腰椎ヘルニアはどちらが多いかと言えば、
圧倒的に腰椎ヘルニアであり頻度もはるかに高いのが現状です。

なぜなら頸椎と比べて腰椎の方が椎間板が大きく、比例して髄核の容量が多いのが言えます。
ヘルニアは髄核が飛び出す事ですので、容量が多ければリスクが高いという事です。

次に頸椎ヘルニアと腰椎ヘルニアの特徴ですが、
頸椎ヘルニアは慢性症状が多く症状としては緩慢です。慢性的なのでキッカケが思い当たらない事が多くあります。

それに対して腰椎ヘルニアは急性症状が多く痛みも激しい。重い物を持ったり激しいスポーツがキッカケのケースが多いため原因が明確な場合が多いのが特徴です。

病理(発祥要因)

1、椎間板の退行変性による発症

椎間板の退行変性は頸椎ヘルニアと同様です。 ⇒詳しくはコチラ


2、力学的負荷による発症
力学的負荷と難しい言葉で表現しましたが急性腰痛には方程式があります。

急性腰痛=屈曲×軸圧

です。

急性腰痛というのは今回の場合で言えば腰椎椎間板ヘルニアの事です。
屈曲というのは前かがみ姿勢の事です。
軸圧というのは重さの事です。

椎間板は線維輪の中に髄核があります。
髄核は液体なので圧がかかると移動します。
ヘルニアというのは髄核が後ろに飛び出して神経を圧迫して起こる症状なわけですから、
前かがみ姿勢(屈曲)で重たい物を持つと髄核が後ろに移動するという力学です。

下記のイラストが分かりやすいと思いますのでご覧ください。

急性腰痛=屈曲×軸圧

これが掛け算というのがミソです。

重量挙げを例にとると軸圧は避けれれませんが、屈曲を0(ゼロ)にすれば急性腰痛は0(ゼロ)になります。

屈曲「0」×軸圧「10」=急性腰痛「0」という事です。

右の写真の重量挙げ選手である三宅氏の写真を見るとわかりますが屈曲はしていません。
なぜなら屈曲をすると急性腰痛方程式が当てはまりあっという間に急性腰痛になってしまうからです。

重たい物を持つため軸圧は避けられませんが、
屈曲をせず伸展(腰を反らす)することで屈曲を「0(ゼロ)」にしているのです。

スラウチ姿勢

3、先天的要因(家族集積性)による発症

先天的要因(家族集積性)というのは家族の中で、
親が腰椎椎間板ヘルニアをやっていると子供も腰椎椎間板ヘルニアになりやすくなります。

なぜなら子は親を見て育ちます。
親がスラウチ姿勢で座る習慣があったり、
遺伝的には精神的にネガティブに考えて落ち込みがちだったり体質もあります。

4、精神的-社会学的要因による発症

精神的・社会学的要因というのは一言で言うと「ストレス」です。

ストレスは良い時も悪い時もかかります。
例えば不安・抑うつ・自制心・結婚生活・仕事・失職などたくさんあります。

なぜストレスがあると腰椎椎間板ヘルニアを発症するのか。

それは姿勢と大きく関係があります。

姿勢???

とどう関係があるか不思議と思いませんでしたか?

あなたはイライラしている時や不安や落ち込みなどストレスを抱えている時に
真っすぐに正しい姿勢でいられますか?

なかなか難しいと思います。

たいていは下を向いたりダラァ~とした姿勢(スラウチ姿勢)になると思います。

この姿勢により急性腰痛方程式が成り立ちます。


さらにイライラしていると自律神経も乱れます。

自律神経には活動的な交感神経と休息の副交感神経がありますが、
イライラすると交感神経が緊張します。
交感神経が緊張すると血管が細くなり血流不全が起きたり、
筋肉の緊張も強くなります。
そうすると退行変性が進行し加速してしまうのです。

疫学(好発年齢と発生高位について)

年齢
一番多い年代は20歳代です。
続いて30歳代→40歳代→10歳代→50~60歳代となっています。

注目なのは頸椎ヘルニアより腰椎ヘルニアの方が若い世代が多いという事です。
ちなみに頸椎ヘルニアのピークは45歳と言われています。

性差
頸椎同様に重たい物を持たされる男性の方が多い傾向があります。

好発高位
圧倒的にL4-5番間が多く、続いてL5-S1、まれにL3-4間の椎間板に生じます。


多発性ヘルニア
頸椎同様に多発性ヘルニアは少ない傾向にあります。

症状(局所病理と神経圧迫の機序について)

★物理的病態
物理的病態というのは目に見える状態の事です。
若者(20歳代)は急性の腰椎ヘルニアになりやすいです。髄核が線維輪を突き破り神経を圧迫する典型的なヘルニアです。

中高年者は慢性的な腰椎椎間板ヘルニアになることが多く頸椎の場合とまったく同じ機序で緩んだ線維輪が後方に膨隆して神経を圧迫したりします。

また線維輪が椎体から剥がれてたなびくことで神経を圧迫することがあります。
これは腰椎特有の症状で画像を見るとわかりますが髄核が残っている状態で神経を圧迫しています。
頸椎は腰椎ほど椎間板の容量が少ないためこのような現象は起こりません。


■ヘルニアの種類
ヘルニアの種類には突出と脱出があります。
詳しくはコチラで説明しているのでご確認下さい。 

★化学的病態
化学的病態というのは目に見えないが起こる症状の事です。
物理的のように椎間板が飛び出して神経を圧迫するのは目で見て分かりやすいのですが、
椎間板は見かけ上問題がないのにヘルニアの症状になるケースがあります。
これが科学的病態という事です。

一つには髄核の成分によって起こる症状があります。
コチラについてもブログで紹介しているのでご確認下さい。

 

もう一つは炎症によって起こる症状もあります。

→炎症について詳しく見る

★ヘルニアの高位、横位と神経根圧迫の関係
■通常のラディキュロパシー

病理としてはヘルニアは後側方に発生することが多いため、
神経はラディキュロパシーを刺激する傾向があります。
これは頸椎椎間板ヘルニアと同様です。

神経症状としては単根性の症状(下肢知覚・運動障害)が起きます。
具体的には疼痛、感覚障害(しびれ)、筋力低下、腱反射低下などです。

■圧迫される神経根

ここは頸椎と違う部分で大切な部分です。
基本的に圧迫される神経根はヘルニアが生じているレベルの一つ下になります。

 

頸椎は圧迫されているヘルニア塊と同じレベルの神経根が障害を受けますが、
腰椎は圧迫されているヘルニア塊の一つ下の神経根が障害を受けます。

例えば腰椎の場合、
L4-5間にヘルニア塊があった場合はL5神経根が圧迫されます。
L5神経根が通過する椎間孔は1レベル下のL5-S1になります。
表にまとめると以下のようになります。

但し、例外があります。

ヘルニア腫瘤が異常に外側に移動する場合があります。
本来であればL4-5間のヘルニア塊はL5神経を圧迫しますが、
外側に移動している場合はその1レベル上のL4神経を圧迫します。(頸椎と同様になります)

また、外側の移動の度合いで椎間孔内ヘルニアと椎間孔外ヘルニアの2種類があります。
細かすぎるのでこのくらいにします(笑)

下記の画像をご覧ください。

左側が正常な椎間孔です。綺麗な椎間孔の形をしています。
右側が頚椎症の椎間孔です。画像を見て分かるように狭小かつ不整な形をしています。
さらに正常な画像は前弯をしているのに対し右側はストレートやや後弯になっています。

■馬尾症候群

腰椎椎間板ヘルニアは通常ラディキュロパシーですが、ミエロパシーは普通ありません。
なぜならヘルニアが発生する高位は圧倒的にL4-5番間が多く、続いてL5-S1、まれにL3-4間と言いました。
脊髄(神経細胞がある)はL1までしかない為L4-5でヘルニアが出てもミエロパシーの症状はありません。
稀にL1-2間にヘルニアが生じるケースがありますが、
下記のグラフを見て分かる通り圧倒的に少ないのが現状なのです。

では腰椎椎間板ヘルニアの世界ではミエロパシーの症状で手術はないのか?

いえ、あります。

馬尾症候群の場合は手術になります。

馬尾には神経細胞がないのになぜ手術適応になるのでしょうか?


馬尾は末梢神経で神経細胞がありません。
また馬のしっぽのようにバラバラにあるので圧迫に強いというお話は以前しました。

⇒コチラ 

神経細胞は一度死んだら再生しませんが、
神経線維は再生するというお話も以前しました。

⇒コチラ     

馬尾症候群というのは十分に大きなヘルニア塊が正中背側に飛び出し馬尾を圧迫することで起こる症状です。

コチラで説明したように円錐上部症候群と円錐部症候群が同時に発生したら馬尾症候群となります。
いずれも多根性です。

ではなぜ馬尾症候群になると手術になるのかと言いますと、
神経線維は多少障害を受けても、 
神経鞘が生きていれば再生するのですが、
神経鞘が断裂してしまうくらいの圧迫を受けると再生しません。

⇒神経の損傷修復の仕組みはコチラ

 

再生しないということは生涯に渡って障害が残るという事です。

結論としては馬尾は障害を受けずらい構造になっているが、
馬尾が圧迫するくらいの障害を受けてしまい馬尾症候群になると手術が必要という事です。

★自覚症状の特徴
■急性発症
主訴は腰痛、下肢痛です。
運動すると余計に痛くなります。
安静にすると軽快します。
ここまでは頸椎ヘルニアと同様です。

既往歴の多くは腰痛やギックリ腰を繰り返していることにより
腰椎椎間板ヘルニアの急性発作が起こります。

線維輪というのはそんなにやわなものではないので、
一回の急性腰痛方程式では腰椎椎間板ヘルニアにはなりません。

何度も何度も急性腰痛方程式を繰り返すことで
少しずつ髄核が線維輪を破り、
ある瞬間(重い物を持つなど)で線維輪を突き破って腰痛椎間板ヘルニアになるという事です。

■経過
当初はひどい腰痛を感じます。しかし1~2日経つと楽になります。
しかし、その後足のシビレが増し痛みも悪化してきます。
またデジュリーヌ徴候といって咳やくしゃみをすると下肢痛が増します。

⇒デジュリーヌ徴候の原理について詳しくはこちら

■慢性発症
症状としては腰部や臀部の痛みで痛いというより重苦しい感じです。
動くよりも長時間同一姿勢を取っている時に痛みが生じます。

そして下肢の筋力が低下してきます。(慢性的、継続的な運動神経の障害)
典型的な徴候としてはスネの筋肉である前脛骨筋の弛緩性麻痺が生じて、
スリッパが脱げやすくなったり、すこしの段差でもつまずきやすくなります。

検査法

今回お伝えする検査法は2つです。

・オーソペディックテスト(整形外科学的) 
・神経学的テスト(高位診断)

 

オーソペディックテストでは腰痛の原因がヘルニアなのかヘルニアではないのかをチェックするテストです。

それがヘルニアであった場合、基本的に手術を必要としないラディキュロパシーなのか手術が必要な馬尾症候群なのかを鑑別する必要があります。

 

神経学的テストというのはヘルニアが出ているのが分かっているというのが前提で、どこの位置にヘルニアが出ているかをチェックするテストのことです。
今回は高位診断の説明を致します。

★視診
患者さんとお話をしながら状態を診て推測していく事です。
 

■疼痛性跛歩

腰が痛いと腰に手を当ててかばうように歩く疼痛性跛歩(とうつうせいはこう)が急性期にみられます。
腰椎椎間板ヘルニアに特徴的な歩き方としては片側の膝を曲げて歩く動作がみられます。
片側の膝を曲げることで坐骨神経がたるみ結果的に坐骨神経痛がやわらぐ為、
自然と「片側の膝を曲げて歩く」動作になります。



■疼痛性回避性の側弯

もう一つ特徴的な状態として疼痛性回避性の側弯があります。
別名で退避姿勢とも言いますが坐骨神経痛を避ける姿勢の事です。
この姿勢は腰椎椎間板ヘルニア特有の姿勢です。

※側弯と聞くと側弯症をイメージされるかも知れませんが側弯症は骨自体に変形がありますが、
疼痛性回避性の側弯というのは骨自体に変形がありません(非側弯ともいいます)。

※側弯と側屈の違いについて
右側弯というのは右凸側弯の略です。
右凸側弯というのは右に出っ張るようなカーブの事です。
右に出っ張るようにカーブすると左側屈になります。
逆に言うと左側屈になると右側弯になるという事です。


ではなぜ腰椎椎間板ヘルニアになると疼痛性回避性の側弯になるのでしょうか。
右のイラストを見るとわかるように左にヘルニアがある場合、
左側屈(右側弯)すると痛みが生じるため右側屈(左側弯)するわけです。


しかし、逆の場合もあります。

右のイラストを見てほしいのですが、
先ほどと似ていますが微妙に違います。
違う部分はヘルニア塊が神経根の内側にあります。(先ほどはヘルニア塊が外側にありました)
こうなると左側屈(右側弯)で痛みが緩和して右側屈(左側弯)で痛みが増します。

結論としては疼痛性回避性の側弯というのは両側であります。


ただし、疼痛性回避性の側弯になっていたら100%ヘルニアかと言われればそうでない場合はもちろんあります。

それは脊柱起立筋という筋肉の緊張により痛みが生じて、
そのような姿勢になってしまう場合があるからです。

ではなぜ腰椎椎間板ヘルニアになると疼痛性回避性の側弯になるのでしょうか。

右のイラストを見るとわかるように左にヘルニアがある場合、
左側屈(右側弯)すると痛みが生じるため右側屈(左側弯)するわけです。


しかし、逆の場合もあります。

右のイラストを見てほしいのですが、
先ほどと似ていますが微妙に違います。
違う部分はヘルニア塊が神経根の内側にあります。(先ほどはヘルニア塊が外側にありました)
こうなると左側屈(右側弯)で痛みが緩和して右側屈(左側弯)で痛みが増します。

結論としては疼痛性回避性の側弯というのは両側であります。


ただし、疼痛性回避性の側弯になっていたら100%ヘルニアかと言われればそうでない場合はもちろんあります。

それは脊柱起立筋という筋肉の緊張により痛みが生じて、
そのような姿勢になってしまう場合があるからです。

しかし、逆の場合もあります。

右のイラストを見てほしいのですが、
先ほどと似ていますが微妙に違います。
違う部分はヘルニア塊が神経根の内側にあります。(先ほどはヘルニア塊が外側にありました)
こうなると左側屈(右側弯)で痛みが緩和して右側屈(左側弯)で痛みが増します。

結論としては疼痛性回避性の側弯というのは両側であります。


ただし、疼痛性回避性の側弯になっていたら100%ヘルニアかと言われればそうでない場合はもちろんあります。

それは脊柱起立筋という筋肉の緊張により痛みが生じて、
そのような姿勢になってしまう場合があるからです。

■屈曲の制限

腰を屈曲した時に下肢痛が増したらヘルニアの可能性があります。
もちろん脊柱起立筋や小殿筋、梨状筋などの筋肉の緊張によるトリガーポイントの関連痛の場合もあります。

オーソペディックテスト(整形外科学的)

■ケンプテスト

やり方は立位の状態で腰椎を伸展させてから患側に側屈させることで下肢痛が増したら陽性となります。

頸椎ヘルニアでご紹介したスパーリングテストと同様の仕組みです。

■下肢伸展挙上テスト(SLRテスト)

やり方は背臥位(仰向け)の状態で膝を伸展させた状態で股関節を屈曲させます。

ポイントは膝を伸展の状態が検査上重要になります。
なぜなら坐骨神経は膝を曲げると弛み、伸ばすとピンと緊張します。
よって膝を伸ばした状態で股関節を屈曲することで腰椎のヘルニア塊が神経に強く刺激を与えるため
ヘルニアだった場合は腰・臀部・ハムスト・腓腹筋・足の裏・つま先までズキーンと独特な痛みが走ります。

股関節の屈曲の角度が70°未満で上記の症状が出たらヘルニアの可能性が高いという事です。

ポイントは膝を伸展の状態が検査上重要になります。

なぜなら坐骨神経は膝を曲げると弛み、伸ばすとピンと緊張します。
よって膝を伸ばした状態で股関節を屈曲することで腰椎のヘルニア塊が神経に強く刺激を与えるため
ヘルニアだった場合は腰・臀部・ハムスト・腓腹筋・足の裏・つま先までズキーンと独特な痛みが走ります。

股関節の屈曲の角度が70°未満で上記の症状が出たらヘルニアの可能性が高いという事です。

■ブラガードテスト

やり方は先ほどの下肢伸展挙上テスト(SLRテスト)で痛みが出た方が60°だったとした場合、
痛みのない角度(例えば50°)まで股関節を伸展した状態で足首を背屈します。

この状態で先ほどと同じようなズキーンと独特の痛みが出たら陽性となります。


但し、上記のテストでは60歳以上の高齢者や10歳代の若年者には偽陰性の場合が多い。
なぜなら高齢者はハムストリングスが固すぎて下肢の挙上の限界が先に来てしまい若年者は筋肉も神経も柔軟の為ヘルニア塊を避ける場合があります。

■大腿神経伸展テスト

やり方は腹臥位(うつ伏せ)の状態で膝関節を90°屈曲位を保ったまま下肢を挙上する。
下肢に痛みが出たら陽性の可能性があります。
(L3-4)

■ヴァレー圧痛点

やり方は右のイラストのように坐骨神経の走向に沿って押圧した時に、
坐骨神経痛がズキーンと増したら陽性の可能性があります。

但し、押圧した箇所にトリガーポイントが存在している場合、
関連痛で痛みが飛ぶ可能性があります。

神経学的テスト(高位診断)

腰椎椎間板ヘルニアの場合はラディキュロパシーか馬尾症候群になります。
(ミエロパシーは無い)
下記のテストはラディキュロパシーの場合の検査法となります。

■下肢の弛緩性麻痺

やり方は足裏の踵付近からつま先にかけて棒などで右のイラストのような方向にひっかくとくすぐったくて指が底屈するのが普通の反応(陰性)。

しかし、親指が背屈し、二指五指が外転すると陽性となり錐体路が障害を受けている可能性があります。
このことをバビンスキー徴候と言います。

■L5神経根圧迫(一番多い)

L5神経根圧迫はL4-5の椎間板ヘルニアで生じます。
足背(足の甲)に知覚麻痺が起こり、前脛骨筋(脛の筋肉)の筋力低下が起こります。
腱反射はありません。
出来ない動作は踵歩行です。

■S1神経根圧迫(二番目に多い)

S1神経根圧迫はL5-S1の椎間板ヘルニアで生じます。
下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)が弱くなるのでアキレス腱反射が弱くなります。
小指側に知覚麻痺が起こります。
出来ない動作はつま先歩行です。

■L4神経根圧迫(稀)

L4神経根圧迫はL5-S1の椎間板ヘルニアで生じます。
大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)が弱くなり膝蓋腱の腱反射が弱くなります。
親指側に知覚麻痺が起こります。
出来ない動作はかがんでからの立ち上がりです。


以上の検査法をまとめた表が下記の通りです。

画像診断

■単純X線写真

ヘルニアは単純X線には映らないため診断的価値は少ないのですが見ていきましょう。

先ほど紹介した疼痛性回避性の側弯をX線で診た画像です。

▲左右側弯の画像所見

疼痛性側弯には2種類ありました。
ヘルニア塊が神経に触れるのを避けるための側屈あるいは側弯する退避姿勢と
ヘルニアに関係なく筋肉の緊張(スパズム)による側屈あるいは側弯する姿勢です。

退避姿勢はヘルニアに特徴的な姿勢です。
筋肉の緊張による側弯はヘルニアとは必ずしも関係はありません。

右のX線画像を診てどちらなのか判断をすることはできません。

骨の形ははっきりと見えるので構築性側弯かどうかを判断する材料にはなりますが腰椎椎間板ヘルニアかどうか診断する手掛かりにはならないことがわかると思います。

▲前後弯の画像所見

右の写真は状態が前傾していて前弯が減少していやや後弯気味です。(本来腰椎はなめらかな前弯)

腰椎椎間板ヘルニアに限らず腰痛の方はこのような前かがみ姿勢(後弯)の場合が多くあります。

それは椎間板の中にある髄核が後ろに移動したことで椎間板の後ろの背が高くなったことにより前弯が減少すると言われていますが医学的には解明はされていないのが現状です。

▲椎間板腔の狭小化(軽度)の画像所見

右の画像は中年男性で慢性腰痛の方画像です。

慢性腰痛時の画像を見ると問題は見れませんでした。

急性腰痛をしてしまった時に足のシビレが出たために撮った画像が真ん中です。
X線で診ると5番と1番の椎骨がやや狭い感じに診えたためMRIで撮影(右の画像)したところ明らかにヘルニアが飛び出していたことが分かると思います。

これは退行変性により椎骨間が狭くなり椎間板ヘルニアになった例です。

このようにX線だけではヘルニアが分からないという例でした。


しかし実際はMRIを取る前にX線写真は撮ります。

なぜか。

一つには簡単に撮れるというのがありますが、
重篤な疾患を除外することが出来ます。
例えば脊椎の結核(脊椎カリエス)やリュウマチ、骨折などX線に写るものは判断出来るからです。


もし、あなたが病院や整形外科でレントゲン(X線)のみ撮ってヘルニアと診断されたら疑う必要があるという事です。

なぜならヘルニアはレントゲンには写らないからです。

■MRI

MRIはヘルニアを発見するのに非常に優れた画像診断法です。

右の画像はMRIの画像です。

赤い矢印で指しているのは硬膜外腔の脂肪組織です。(白く写っています)
その白く写っている部分が何かで食い込まれているのが分かると思います。

これがヘルニアです。(青い丸の中を見てください)
神経組織そのものも見えるためヘルニアによって食い込まれ具合まで鮮明に見ることが出来ます。

■脊髄造影(ミエログラフィー)

脊髄造影(ミエログラフィー)や次に紹介する椎間板造影(ディスコグラフィー)はMRIで見ることが出来るため使用頻度はとても少ないのが現状です。

手術(骨を切る)を前提とした段階で骨の形が明確にわかる方が良いため用いられます。

■椎間板造影(ディスコグラフィー)

こちらも手術前提で行い使用頻度も少ないです。

椎間板造影(ディスコグラフィー)では髄核の変性度を確認できるとともにヘルニア塊の細かい描写にすぐれているのも特徴です。

ヘルニアには、遊離脱出、硬膜内脱出、椎間孔内ヘルニア、椎間孔外ヘルニアがあります。

これらのヘルニアの種類も確認することが出来ます。

右の画像はCTディスコグラフィーで見たヘルニアの状態です。
髄核が椎間孔内ヘルニアから椎間孔外ヘルニアまで発展しているのが分かります。
神経の物理的圧迫と化学的成分の炎症も起こっていて相当痛いと思います。
MRIではここまで詳しくは見れませんので手術前には有効ということです。

鑑別疾患(排除すべき疾患)

ここまで説明してきた腰椎椎間板ヘルニアの典型的な自覚症状や経過の特徴を把握し問診や整形外科的テストを行えばだいたいの診断はできますが、
たまに鑑別疾患がまぎれこむことがあるので注意が必要です。

以下の症状は腰椎椎間板ヘルニアの症状に似ていますが、
腰椎椎間板ヘルニアではない疾患ですので紹介いたします。

■臓器疾患

まず悪性腫瘍です。いわゆるガンです。
腎臓、肝臓、膵臓などのガンが背中に痛みを引き起こすことがあります。
次に炎症です。腎臓、膵臓などの炎症です。

■脊柱の破壊性病変

破壊性病変というのは背骨が破壊されている病気です。
わかりやすいのは骨折です。

また、脊椎炎もあります。脊椎炎というのはリウマチが背骨に及んだもの(リウマチ性脊椎炎)や結核性脊椎炎があります。

■腫瘍

脊椎、脊髄・馬尾腫瘍に稀に腫瘍が生じます。
それが痛みの原因になることもありますので注意が必要です。

■ヘルニア以外の腰仙部退行変性疾患

ヘルニア以外の腰仙部退行変性疾患としては、腰椎症(脊柱管狭窄症)、脊椎すべり症、骨盤部疾患(変形性股関節症、骨盤輪不安定症)があります。

※骨盤輪不安定症とは

出産直後の女性がギックリ腰になるケースがあり、これを骨盤輪不安定症が原因ではないかという説があります。
出産の時にリラキシンというホルモンが出てきて靭帯が緩みます。
リラキシンによって靭帯が緩むことで仙腸関節が開き出産が出来るわけですが、
普段緩まない仙腸関節が産後数週間緩んだ状態になるため、仙腸関節がゆがんでしまいます。
それによって骨盤が不安定になりギックリ腰になると最近言われるようになってきました。

しかし実際は赤ちゃんのお世話により屈曲×軸圧がかかり急性腰痛やヘルニアになると考えています。

鑑別疾患(診察)

では実際に鑑別疾患をどのように判別するか見ていきましょう。

■問診

①安静時痛

鑑別疾患を見極まるうえで一番大切な質問は安静時痛の有無です。
安静時痛というのは寝ていても痛い状態が続いているという事です。


例えば、
退行性疾患(ヘルニアも含む)の場合は安静時痛はありません。
動いた時に痛みを生じます。
ということで臓器疾患ではないということが分かります。

内臓の病気(臓器疾患)や背骨の病気(脊椎の炎症や腫瘍)のような重篤な疾患の場合は寝ても覚めても痛い状態が続きますし、姿勢や動作に関係なく同じところが同じように痛みが生じます。

もし、あなたが腰痛があり上記のような安静時痛があったら必ず病院に行ってください。


また、腰椎椎間板ヘルニアの場合は基本的には安静時痛はありません。
しかし相当重篤な腰椎椎間板ヘルニアの場合には安静時痛があります。


②急性発症(キッカケはあるか?)

骨折は転倒や転落などわかりやすいキッカケがあります。
もちろん骨が折れているので安静時痛が常にあります。

腰椎椎間板ヘルニアは多くのケースでキッカケがあります。
急性腰痛方程式で説明したように重い物を持ったり、
くしゃみなど屈曲×軸圧がキッカケで急性発症が起こります。
逆に慢性的な腰椎椎間板ヘルニアの方はキッカケを覚えていないケースもあります。


③経過(時間とともに)

痛くなってから時間とともにどうなるかも重要です。
臓器や脊椎の重篤な疾患の場合は時間とともに痛みが増します。
日単位、週単位で痛みが増すようでしたら病院に行ってください。

腰椎椎間板ヘルニアや腰仙部の退行変性疾患の場合は、
時間とともに楽になるのが一般的です。
(退行変性は時間とともに進行しますが痛みとしては軽快になるいう意味です)

但し、時間とともに悪くなる場合は手術を考慮する程の重篤な状態のため
病院に行ってください。

まとめると下記の通りになります。

■検査

①棘突起の圧痛・叩打痛

背骨(棘突起)を打腱器で叩く検査です。

例えば背骨を触るとボコボコししています。
これば棘突起といわれる部分です。

その棘突起を一つずつ打腱器で叩いた時に、
痛い棘突起があったら脊柱炎、脊椎腫瘍、脊椎骨折の可能性があるという事です。

治療法

■ヘルニア腫瘤の自然消失

ヘルニア腫瘤の自然消失というのは一言でいうとヘルニアはほっといても治るという事です。

皮膚や骨や爪や線維輪であろうが損傷すると肉芽(にくが)組織というのが生じます。
肉芽にはマクロファージを含む多くのリンパ球が存在しています。

マクロファージというのは貪食細胞といい身体にとっていらないものを食べて自爆します。

つまり組織の再生をする役割があるのです。

具体的には飛び出した髄核は身体にとっていらない物なので、
マクロファージが寄ってきて食べてくれます。
食べるというのはマクロファージは髄核を取り込んでリソソームというたんぱく質分解酵素で破壊します。
破壊させた後はマクロファージも一緒に死んでしまいます。

こういう仕組みで飛び出した髄核はマクロファージによって貪食(どんしょく)されて消えてなくなるという仕組みです。
数週間~一年の期間があれば消失します。
これが病理学的な基本とされています。

但し、マクロファージは食べやすい大きな髄核は貪食します。
(下記イラスト参照)

線維輪を突き破った脱出は髄核は食べやすいので消失しますが、
線維輪を突き破らなかった突出は食べづらいため消失しないケースも稀にあります。

よって腰椎椎間板ヘルニアの場合は保存療法が基本になります。

もちろん定期的にMRIで検査することはお勧めしています(三ヶ月に一回程度)


■保存療法

腰椎椎間板ヘルニアの治療は頸椎椎間板ヘルニアと同様で安静が基本となります。
 

そして痛みが軽減してきたらなるべく早く通常の生活に戻しましょう。

無理な運動は必要ありませんが安静にし過ぎず適度に動くことが大切です。

急性期の腰椎椎間板ヘルニアでどうしてもたい場合は、
ベルトで保護も必要となります。

なかのぶ整体院ではベルトの貸し出しも行っております(無料)ので、
あなたの状態を診て的確にアドバイスをさせて頂きます。

★手術療法(腰椎症と同様)

腰椎症や腰椎椎間板ヘルニアで手術をするという事は最終手段ですが、
下記の3つのどれかの症状があった場合は絶対的な適応です。

1、馬尾症候群
2、急激に進行する運動麻痺(下垂足など)
3、高度な耐え難い疼痛の持続

 

下記は相対的な適応例です。

1~3ヶ月の保存療法を行っても全く効果が無い場合です。
通常ヘルニアの場合は3ヶ月くらいでヘルニア塊が自然消退されるので、
痛みは軽減するものですが変化が無いという事は手術も検討します。

腰椎症は慣れによる痛み消失もありますが、
変化が無い場合は手術も検討します。

いずれにしても整形外科医は患者さんに説明と同意を得て手術を行いますので、
あなたにも治療方針の決定に関与する必要があります。

●手術の基本方針

手術の基本方針は、
ヘルニアの場合は「攻め」の手術です。
ヘルニア塊を取り除く切除術を行います。

腰椎症の場合は「逃げ」の手術です。
骨棘は放置し神経に逃げ場所を与える除圧術を行います。

また、ヘルニアと腰椎症とも固定術を併用することも多くあります。

●手術の概要

▲ヘルニア
・経皮的髄核切除術(PN法)
直径4mmの管を椎間板内へ刺入し髄核組織を吸い上げて椎間板内の内圧を下げて症状の軽減を図る手術です。
30分~1時間程度の時間で手術が出来て成功率は55~70%と言われていました。
最近ではMRIの技術の進歩により成功率はさらに高まっていると言われています。

これは髄核が出かかったものには有効ですが、
ヘルニアがすでに出てしまったものには無効となります。

・後方椎間板摘出術(Love法)
世界で最も一般的で確立された手術で成功率は90%程度と言われています。
上記のPN法が使えない状態の患者さんに行う手術です。

具体的には背中にメスを入れて、起立筋や神経根、馬尾をかき分けて脊椎に到達し脊椎の椎弓を部分的に切除します。
そして椎間板が飛び出していたら取り出したり、遊離していたら吸い出すなど臨機応変に対応できる手術です。

確立された技術なため手術時間は30分~1時間程度と言われています。

・前方椎間板摘出術
ヘルニアだけでなく椎間板そのものも摘出する場合に用いる手術です。
腹部からメスを入れて椎間板を摘出し、腸骨の一部分を切除して固定に使います。

・キモパパイン椎間板内注射
現在、日本では行われていない手術ですが元プロゴルファーの岡本綾子氏がアメリカでこの手術を受けていた歴史の古い手術法です。

キモパパインというハワイ原産のパパイヤからとれる化学物質を椎間板に注入する方法です。
キモパパインはタンパク融解酵素があり髄核を数分で消化融解することが出来ます。
これにより椎間板の内圧が低下します。

この方法は手術ではなく注射なので簡単なのですが、
現在は日本では認可されていません。
なぜなら、アナフィラキシーショックが起こり死亡事故が過去にあったからです。

※アナフィラキシーショックとは植物を抗原とするアレルギーの事で、
末梢循環不全や低血圧、気道の収縮、蕁麻疹などが起こり、
急激な死の原因になります。

▲腰椎症

・後方除圧術

除圧術というのは逃げの手術で常に後方から行います。
Love法と基本的に同じ考え方ですが複数レベルの椎弓板や棘突起を切断します。

当然脊柱は不安定になるため生活の質は悪くなります。

それを回避するために下記の固定術を併用します。

▲共通

・固定術

椎弓板を切除した後やもともと脊柱が不安定な場合に行う手術です。
昔は自分の腸骨片を用いて固定(自家骨移植)をしていましたが、最近では脊椎インストラメンテーションという専用の器具を用います。

・自家骨移植
自家骨移植というのは椎間板を全て摘出した後に腸骨片を分割して埋めていきます。
術後は2~3ヶ月は安静が必要となります。


▲脊椎インストラメンテーション

脊椎インストラメンテーションというのはチタンで作られた専用の道具を用いて脊椎を固定することです。
チタンはアレルギーが少ない為インプラントでも利用されている素材です。
さらにチタンは金属の中で唯一骨に癒合する金属です。

▲ヘルニア手術後の再発について
ヘルニア手術後の再発率は5~10%と言われています。

再発で考えられる原因としては、
1、別の椎間板に起こる
2、Love法で脱出した髄核を取っても、元々の椎間板から残った髄核が出る
3、ヘルニアになる生活習慣を繰り返す

です。

一番重要なのはヘルニアになる生活習慣を改善することです。

なかのぶ整体院ではヘルニアの再発防止やヘルニアにならないような
生活習慣の指導も行っておりますのでお気軽にご相談ください。


▲手術直後の合併症
手術の合併症は全体の3%と言われています。(整形外科医の技術レベルも影響します)
主な原因としては「硬膜損傷」「神経根への障害」「術後出血」「感染症」「静脈血栓」が考えられます。

コースと料金について

本格整体

本格整体コース

初回     約60分   8,800円(税込)
            初検査料3,300円を含みます。

2回目以降 約50分   5,500円(税込)

6回券※1回分お得   27,500円(税込)

ロングコース

初回     約100分 11,000円(税込)
            初検査料3,300円を含みます。

2回目以降 約80分   7,700円(税込)

6回券※1回分お得   38,500円(税込)
※お子さま連れでのご利用はできません。

産前マタニティ

産前マタニティコース

対象:妊娠16~35週

初回     約60分   8,800円(税込)
            初検査料3,300円を含みます。

2回目以降 約50分   5,500円(税込)

6回券※1回分お得   27,500円(税込)

産後の骨盤ケア

産後の骨盤ケアコース

初回     約60分   8,800円(税込)
            初検査料3,300円を含みます。

2回目以降 約50分   5,500円(税込)

6回券※1回分お得   27,500円(税込)
※お子さま連れでご来院頂けます。

エンドリングフェイシャル小顔矯正

エンドリングフェイシャル小顔矯正

初回     約40分  12,100円(税込)
            初検料3,300円を含みます。

2回目以降 約20分   8,800円(税込)

6回券         49,500円(税込)

全身バランス矯正RESET

全身バランス矯正RE:SET®

初回体験  約120分 38,500円(税込)
6回コース   約50分 192,500円(税込)

12回コース 約50分 385,000円(税込)    
※初回体験当日にコースをお申込みされた方には、
様々な特典があります。詳しくはスタッフまで。

プラスできるケア
極上の整う

極上の整うヘッドマッサージ

効果が長持ち+自律神経が整う

頭の疲れ・目の疲れ・ストレスに、心地よい刺激で頭を緩めます。

顎周辺マッサージ

顎周辺マッサージ

顎が痛くて口が開きづらい方へ

頭の疲れ・目の疲れ・ストレスに、心地よい刺激で頭を緩めます。

頭蓋仙骨バランス矯正

残る痛みに、もうひとつのケア

中枢神経にアプローチして身体のバランスを整え、自律神経や代謝を高めて回復力を引き出す施術です。

カラダの偏差値測定

整える前に、今の姿勢を知る

姿勢を撮影・分析し、身体全体の歪みを独自基準で数値化。
今の状態を「カラダの偏差値」として分かりやすくお伝えします。

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ご注意

こちらに掲載している内容は効果を保証するものではありません。
効果には個人差があり、改善度合いや改善にかかる期間、回数は人それぞれですが、一人ひとりに合わせた形でしっかり施術をさせて頂きます。