品川区中延駅/戸越公園駅の整体|小顔矯正・肩こり・腰痛・産後の骨盤矯正・子連れOKな整体院
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旗の台からも多数来院されているなかのぶ整体院です。
整形外科学の基礎知識ということで腰椎椎間板ヘルニアに関する医学知識をご紹介するブログです。
少し専門的なお話になりますので興味のある方はご覧ください。
品川区や大田区の整形外科で検査をして異常がないのにつらい方は、
なかのぶ整体院にお気軽にご相談ください。
前回までは頚椎いわゆる首に関する解剖学と病気について説明しました。
今回からは腰編ということで腰椎椎間板ヘルニアについてお伝えしていきます。
頸椎ヘルニアと腰椎ヘルニアはどちらが多いかと言えば、
圧倒的に腰椎ヘルニアであり頻度もはるかに高いのが現状です。
なぜなら頸椎と比べて腰椎の方が椎間板が大きく、比例して髄核の容量が多いのが言えます。
ヘルニアは髄核が飛び出す事ですので、容量が多ければリスクが高いという事です。
次に頸椎ヘルニアと腰椎ヘルニアの特徴ですが、
頸椎ヘルニアは慢性症状が多く症状としては緩慢です。慢性的なのでキッカケが思い当たらない事が多くあります。
それに対して腰椎ヘルニアは急性症状が多く痛みも激しい。重い物を持ったり激しいスポーツがキッカケのケースが多いため原因が明確な場合が多いのが特徴です。
1、椎間板の退行変性による発症
椎間板の退行変性は頸椎ヘルニアと同様です。 ⇒詳しくはコチラ
2、力学的負荷による発症
力学的負荷と難しい言葉で表現しましたが急性腰痛には方程式があります。
急性腰痛=屈曲×軸圧
です。
急性腰痛というのは今回の場合で言えば腰椎椎間板ヘルニアの事です。
屈曲というのは前かがみ姿勢の事です。
軸圧というのは重さの事です。
椎間板は線維輪の中に髄核があります。
髄核は液体なので圧がかかると移動します。
ヘルニアというのは髄核が後ろに飛び出して神経を圧迫して起こる症状なわけですから、
前かがみ姿勢(屈曲)で重たい物を持つと髄核が後ろに移動するという力学です。
下記のイラストが分かりやすいと思いますのでご覧ください。
4、精神的-社会学的要因による発症
精神的・社会学的要因というのは一言で言うと「ストレス」です。
ストレスは良い時も悪い時もかかります。
例えば不安・抑うつ・自制心・結婚生活・仕事・失職などたくさんあります。
なぜストレスがあると腰椎椎間板ヘルニアを発症するのか。
それは姿勢と大きく関係があります。
姿勢???
とどう関係があるか不思議と思いませんでしたか?
あなたはイライラしている時や不安や落ち込みなどストレスを抱えている時に
真っすぐに正しい姿勢でいられますか?
なかなか難しいと思います。
たいていは下を向いたりダラァ~とした姿勢(スラウチ姿勢)になると思います。
この姿勢により急性腰痛方程式が成り立ちます。
さらにイライラしていると自律神経も乱れます。
自律神経には活動的な交感神経と休息の副交感神経がありますが、
イライラすると交感神経が緊張します。
交感神経が緊張すると血管が細くなり血流不全が起きたり、
筋肉の緊張も強くなります。
そうすると退行変性が進行し加速してしまうのです。
★物理的病態
物理的病態というのは目に見える状態の事です。
若者(20歳代)は急性の腰椎ヘルニアになりやすいです。髄核が線維輪を突き破り神経を圧迫する典型的なヘルニアです。
中高年者は慢性的な腰椎椎間板ヘルニアになることが多く頸椎の場合とまったく同じ機序で緩んだ線維輪が後方に膨隆して神経を圧迫したりします。
また線維輪が椎体から剥がれてたなびくことで神経を圧迫することがあります。
これは腰椎特有の症状で画像を見るとわかりますが髄核が残っている状態で神経を圧迫しています。
頸椎は腰椎ほど椎間板の容量が少ないためこのような現象は起こりません。
■ヘルニアの種類
ヘルニアの種類には突出と脱出があります。
詳しくはコチラで説明しているのでご確認下さい。
★化学的病態
化学的病態というのは目に見えないが起こる症状の事です。
物理的のように椎間板が飛び出して神経を圧迫するのは目で見て分かりやすいのですが、
椎間板は見かけ上問題がないのにヘルニアの症状になるケースがあります。
これが科学的病態という事です。
一つには髄核の成分によって起こる症状があります。
コチラについてもブログで紹介しているのでご確認下さい。
もう一つは炎症によって起こる症状もあります。
★ヘルニアの高位、横位と神経根圧迫の関係
■通常のラディキュロパシー
病理としてはヘルニアは後側方に発生することが多いため、
神経はラディキュロパシーを刺激する傾向があります。
これは頸椎椎間板ヘルニアと同様です。
神経症状としては単根性の症状(下肢知覚・運動障害)が起きます。
具体的には疼痛、感覚障害(しびれ)、筋力低下、腱反射低下などです。
下記の画像をご覧ください。
左側が正常な椎間孔です。綺麗な椎間孔の形をしています。
右側が頚椎症の椎間孔です。画像を見て分かるように狭小かつ不整な形をしています。
さらに正常な画像は前弯をしているのに対し右側はストレートやや後弯になっています。
では腰椎椎間板ヘルニアの世界ではミエロパシーの症状で手術はないのか?
いえ、あります。
馬尾症候群の場合は手術になります。
馬尾には神経細胞がないのになぜ手術適応になるのでしょうか?
馬尾は末梢神経で神経細胞がありません。
また馬のしっぽのようにバラバラにあるので圧迫に強いというお話は以前しました。
神経細胞は一度死んだら再生しませんが、
神経線維は再生するというお話も以前しました。
馬尾症候群というのは十分に大きなヘルニア塊が正中背側に飛び出し馬尾を圧迫することで起こる症状です。
コチラで説明したように円錐上部症候群と円錐部症候群が同時に発生したら馬尾症候群となります。
いずれも多根性です。
ではなぜ馬尾症候群になると手術になるのかと言いますと、
神経線維は多少障害を受けても、
神経鞘が生きていれば再生するのですが、
神経鞘が断裂してしまうくらいの圧迫を受けると再生しません。
⇒神経の損傷修復の仕組みはコチラ
再生しないということは生涯に渡って障害が残るという事です。
結論としては馬尾は障害を受けずらい構造になっているが、
馬尾が圧迫するくらいの障害を受けてしまい馬尾症候群になると手術が必要という事です。
★自覚症状の特徴
■急性発症
主訴は腰痛、下肢痛です。
運動すると余計に痛くなります。
安静にすると軽快します。
ここまでは頸椎ヘルニアと同様です。
既往歴の多くは腰痛やギックリ腰を繰り返していることにより
腰椎椎間板ヘルニアの急性発作が起こります。
線維輪というのはそんなにやわなものではないので、
一回の急性腰痛方程式では腰椎椎間板ヘルニアにはなりません。
何度も何度も急性腰痛方程式を繰り返すことで
少しずつ髄核が線維輪を破り、
ある瞬間(重い物を持つなど)で線維輪を突き破って腰痛椎間板ヘルニアになるという事です。
■経過
当初はひどい腰痛を感じます。しかし1~2日経つと楽になります。
しかし、その後足のシビレが増し痛みも悪化してきます。
またデジュリーヌ徴候といって咳やくしゃみをすると下肢痛が増します。
■慢性発症
症状としては腰部や臀部の痛みで痛いというより重苦しい感じです。
動くよりも長時間同一姿勢を取っている時に痛みが生じます。
そして下肢の筋力が低下してきます。(慢性的、継続的な運動神経の障害)
典型的な徴候としてはスネの筋肉である前脛骨筋の弛緩性麻痺が生じて、
スリッパが脱げやすくなったり、すこしの段差でもつまずきやすくなります。
今回お伝えする検査法は2つです。
・オーソペディックテスト(整形外科学的)
・神経学的テスト(高位診断)
オーソペディックテストでは腰痛の原因がヘルニアなのかヘルニアではないのかをチェックするテストです。
それがヘルニアであった場合、基本的に手術を必要としないラディキュロパシーなのか手術が必要な馬尾症候群なのかを鑑別する必要があります。
神経学的テストというのはヘルニアが出ているのが分かっているというのが前提で、どこの位置にヘルニアが出ているかをチェックするテストのことです。
今回は高位診断の説明を致します。
★視診
患者さんとお話をしながら状態を診て推測していく事です。
■疼痛性跛歩
腰が痛いと腰に手を当ててかばうように歩く疼痛性跛歩(とうつうせいはこう)が急性期にみられます。
腰椎椎間板ヘルニアに特徴的な歩き方としては片側の膝を曲げて歩く動作がみられます。
片側の膝を曲げることで坐骨神経がたるみ結果的に坐骨神経痛がやわらぐ為、
自然と「片側の膝を曲げて歩く」動作になります。
もう一つ特徴的な状態として疼痛性回避性の側弯があります。
別名で退避姿勢とも言いますが坐骨神経痛を避ける姿勢の事です。
この姿勢は腰椎椎間板ヘルニア特有の姿勢です。
※側弯と聞くと側弯症をイメージされるかも知れませんが側弯症は骨自体に変形がありますが、
疼痛性回避性の側弯というのは骨自体に変形がありません(非側弯ともいいます)。
※側弯と側屈の違いについて
右側弯というのは右凸側弯の略です。
右凸側弯というのは右に出っ張るようなカーブの事です。
右に出っ張るようにカーブすると左側屈になります。
逆に言うと左側屈になると右側弯になるという事です。
ではなぜ腰椎椎間板ヘルニアになると疼痛性回避性の側弯になるのでしょうか。
右のイラストを見るとわかるように左にヘルニアがある場合、
左側屈(右側弯)すると痛みが生じるため右側屈(左側弯)するわけです。
しかし、逆の場合もあります。
右のイラストを見てほしいのですが、
先ほどと似ていますが微妙に違います。
違う部分はヘルニア塊が神経根の内側にあります。(先ほどはヘルニア塊が外側にありました)
こうなると左側屈(右側弯)で痛みが緩和して右側屈(左側弯)で痛みが増します。
結論としては疼痛性回避性の側弯というのは両側であります。
ただし、疼痛性回避性の側弯になっていたら100%ヘルニアかと言われればそうでない場合はもちろんあります。
それは脊柱起立筋という筋肉の緊張により痛みが生じて、
そのような姿勢になってしまう場合があるからです。
ではなぜ腰椎椎間板ヘルニアになると疼痛性回避性の側弯になるのでしょうか。
右のイラストを見るとわかるように左にヘルニアがある場合、
左側屈(右側弯)すると痛みが生じるため右側屈(左側弯)するわけです。
しかし、逆の場合もあります。
右のイラストを見てほしいのですが、
先ほどと似ていますが微妙に違います。
違う部分はヘルニア塊が神経根の内側にあります。(先ほどはヘルニア塊が外側にありました)
こうなると左側屈(右側弯)で痛みが緩和して右側屈(左側弯)で痛みが増します。
結論としては疼痛性回避性の側弯というのは両側であります。
ただし、疼痛性回避性の側弯になっていたら100%ヘルニアかと言われればそうでない場合はもちろんあります。
それは脊柱起立筋という筋肉の緊張により痛みが生じて、
そのような姿勢になってしまう場合があるからです。
■屈曲の制限
腰を屈曲した時に下肢痛が増したらヘルニアの可能性があります。
もちろん脊柱起立筋や小殿筋、梨状筋などの筋肉の緊張によるトリガーポイントの関連痛の場合もあります。
腰椎椎間板ヘルニアの場合はラディキュロパシーか馬尾症候群になります。
(ミエロパシーは無い)
下記のテストはラディキュロパシーの場合の検査法となります。
■単純X線写真
ヘルニアは単純X線には映らないため診断的価値は少ないのですが見ていきましょう。
先ほど紹介した疼痛性回避性の側弯をX線で診た画像です。
▲左右側弯の画像所見
疼痛性側弯には2種類ありました。
ヘルニア塊が神経に触れるのを避けるための側屈あるいは側弯する退避姿勢と
ヘルニアに関係なく筋肉の緊張(スパズム)による側屈あるいは側弯する姿勢です。
退避姿勢はヘルニアに特徴的な姿勢です。
筋肉の緊張による側弯はヘルニアとは必ずしも関係はありません。
右のX線画像を診てどちらなのか判断をすることはできません。
骨の形ははっきりと見えるので構築性側弯かどうかを判断する材料にはなりますが腰椎椎間板ヘルニアかどうか診断する手掛かりにはならないことがわかると思います。
▲椎間板腔の狭小化(軽度)の画像所見
右の画像は中年男性で慢性腰痛の方画像です。
慢性腰痛時の画像を見ると問題は見れませんでした。
急性腰痛をしてしまった時に足のシビレが出たために撮った画像が真ん中です。
X線で診ると5番と1番の椎骨がやや狭い感じに診えたためMRIで撮影(右の画像)したところ明らかにヘルニアが飛び出していたことが分かると思います。
これは退行変性により椎骨間が狭くなり椎間板ヘルニアになった例です。
このようにX線だけではヘルニアが分からないという例でした。
しかし実際はMRIを取る前にX線写真は撮ります。
なぜか。
一つには簡単に撮れるというのがありますが、
重篤な疾患を除外することが出来ます。
例えば脊椎の結核(脊椎カリエス)やリュウマチ、骨折などX線に写るものは判断出来るからです。
もし、あなたが病院や整形外科でレントゲン(X線)のみ撮ってヘルニアと診断されたら疑う必要があるという事です。
なぜならヘルニアはレントゲンには写らないからです。
■椎間板造影(ディスコグラフィー)
こちらも手術前提で行い使用頻度も少ないです。
椎間板造影(ディスコグラフィー)では髄核の変性度を確認できるとともにヘルニア塊の細かい描写にすぐれているのも特徴です。
ヘルニアには、遊離脱出、硬膜内脱出、椎間孔内ヘルニア、椎間孔外ヘルニアがあります。
これらのヘルニアの種類も確認することが出来ます。
右の画像はCTディスコグラフィーで見たヘルニアの状態です。
髄核が椎間孔内ヘルニアから椎間孔外ヘルニアまで発展しているのが分かります。
神経の物理的圧迫と化学的成分の炎症も起こっていて相当痛いと思います。
MRIではここまで詳しくは見れませんので手術前には有効ということです。
ここまで説明してきた腰椎椎間板ヘルニアの典型的な自覚症状や経過の特徴を把握し問診や整形外科的テストを行えばだいたいの診断はできますが、
たまに鑑別疾患がまぎれこむことがあるので注意が必要です。
以下の症状は腰椎椎間板ヘルニアの症状に似ていますが、
腰椎椎間板ヘルニアではない疾患ですので紹介いたします。
■脊柱の破壊性病変
破壊性病変というのは背骨が破壊されている病気です。
わかりやすいのは骨折です。
また、脊椎炎もあります。脊椎炎というのはリウマチが背骨に及んだもの(リウマチ性脊椎炎)や結核性脊椎炎があります。
■腫瘍
脊椎、脊髄・馬尾腫瘍に稀に腫瘍が生じます。
それが痛みの原因になることもありますので注意が必要です。
■ヘルニア以外の腰仙部退行変性疾患
ヘルニア以外の腰仙部退行変性疾患としては、腰椎症(脊柱管狭窄症)、脊椎すべり症、骨盤部疾患(変形性股関節症、骨盤輪不安定症)があります。
※骨盤輪不安定症とは
出産直後の女性がギックリ腰になるケースがあり、これを骨盤輪不安定症が原因ではないかという説があります。
出産の時にリラキシンというホルモンが出てきて靭帯が緩みます。
リラキシンによって靭帯が緩むことで仙腸関節が開き出産が出来るわけですが、
普段緩まない仙腸関節が産後数週間緩んだ状態になるため、仙腸関節がゆがんでしまいます。
それによって骨盤が不安定になりギックリ腰になると最近言われるようになってきました。
しかし実際は赤ちゃんのお世話により屈曲×軸圧がかかり急性腰痛やヘルニアになると考えています。
では実際に鑑別疾患をどのように判別するか見ていきましょう。
■問診
①安静時痛
鑑別疾患を見極まるうえで一番大切な質問は安静時痛の有無です。
安静時痛というのは寝ていても痛い状態が続いているという事です。
例えば、
退行性疾患(ヘルニアも含む)の場合は安静時痛はありません。
動いた時に痛みを生じます。
ということで臓器疾患ではないということが分かります。
内臓の病気(臓器疾患)や背骨の病気(脊椎の炎症や腫瘍)のような重篤な疾患の場合は寝ても覚めても痛い状態が続きますし、姿勢や動作に関係なく同じところが同じように痛みが生じます。
もし、あなたが腰痛があり上記のような安静時痛があったら必ず病院に行ってください。
また、腰椎椎間板ヘルニアの場合は基本的には安静時痛はありません。
しかし相当重篤な腰椎椎間板ヘルニアの場合には安静時痛があります。
②急性発症(キッカケはあるか?)
骨折は転倒や転落などわかりやすいキッカケがあります。
もちろん骨が折れているので安静時痛が常にあります。
腰椎椎間板ヘルニアは多くのケースでキッカケがあります。
急性腰痛方程式で説明したように重い物を持ったり、
くしゃみなど屈曲×軸圧がキッカケで急性発症が起こります。
逆に慢性的な腰椎椎間板ヘルニアの方はキッカケを覚えていないケースもあります。
③経過(時間とともに)
痛くなってから時間とともにどうなるかも重要です。
臓器や脊椎の重篤な疾患の場合は時間とともに痛みが増します。
日単位、週単位で痛みが増すようでしたら病院に行ってください。
腰椎椎間板ヘルニアや腰仙部の退行変性疾患の場合は、
時間とともに楽になるのが一般的です。
(退行変性は時間とともに進行しますが痛みとしては軽快になるいう意味です)
但し、時間とともに悪くなる場合は手術を考慮する程の重篤な状態のため
病院に行ってください。
まとめると下記の通りになります。
■ヘルニア腫瘤の自然消失
ヘルニア腫瘤の自然消失というのは一言でいうとヘルニアはほっといても治るという事です。
皮膚や骨や爪や線維輪であろうが損傷すると肉芽(にくが)組織というのが生じます。
肉芽にはマクロファージを含む多くのリンパ球が存在しています。
マクロファージというのは貪食細胞といい身体にとっていらないものを食べて自爆します。
つまり組織の再生をする役割があるのです。
具体的には飛び出した髄核は身体にとっていらない物なので、
マクロファージが寄ってきて食べてくれます。
食べるというのはマクロファージは髄核を取り込んでリソソームというたんぱく質分解酵素で破壊します。
破壊させた後はマクロファージも一緒に死んでしまいます。
こういう仕組みで飛び出した髄核はマクロファージによって貪食(どんしょく)されて消えてなくなるという仕組みです。
数週間~一年の期間があれば消失します。
これが病理学的な基本とされています。
但し、マクロファージは食べやすい大きな髄核は貪食します。
(下記イラスト参照)
線維輪を突き破った脱出は髄核は食べやすいので消失しますが、
線維輪を突き破らなかった突出は食べづらいため消失しないケースも稀にあります。
よって腰椎椎間板ヘルニアの場合は保存療法が基本になります。
もちろん定期的にMRIで検査することはお勧めしています(三ヶ月に一回程度)
腰椎椎間板ヘルニアの治療は頸椎椎間板ヘルニアと同様で安静が基本となります。
そして痛みが軽減してきたらなるべく早く通常の生活に戻しましょう。
無理な運動は必要ありませんが安静にし過ぎず適度に動くことが大切です。
急性期の腰椎椎間板ヘルニアでどうしてもたい場合は、
ベルトで保護も必要となります。
なかのぶ整体院ではベルトの貸し出しも行っております(無料)ので、
あなたの状態を診て的確にアドバイスをさせて頂きます。
★手術療法(腰椎症と同様)
腰椎症や腰椎椎間板ヘルニアで手術をするという事は最終手段ですが、
下記の3つのどれかの症状があった場合は絶対的な適応です。
1、馬尾症候群
2、急激に進行する運動麻痺(下垂足など)
3、高度な耐え難い疼痛の持続
下記は相対的な適応例です。
1~3ヶ月の保存療法を行っても全く効果が無い場合です。
通常ヘルニアの場合は3ヶ月くらいでヘルニア塊が自然消退されるので、
痛みは軽減するものですが変化が無いという事は手術も検討します。
腰椎症は慣れによる痛み消失もありますが、
変化が無い場合は手術も検討します。
いずれにしても整形外科医は患者さんに説明と同意を得て手術を行いますので、
あなたにも治療方針の決定に関与する必要があります。
●手術の基本方針
手術の基本方針は、
ヘルニアの場合は「攻め」の手術です。
ヘルニア塊を取り除く切除術を行います。
腰椎症の場合は「逃げ」の手術です。
骨棘は放置し神経に逃げ場所を与える除圧術を行います。
また、ヘルニアと腰椎症とも固定術を併用することも多くあります。
・キモパパイン椎間板内注射
現在、日本では行われていない手術ですが元プロゴルファーの岡本綾子氏がアメリカでこの手術を受けていた歴史の古い手術法です。
キモパパインというハワイ原産のパパイヤからとれる化学物質を椎間板に注入する方法です。
キモパパインはタンパク融解酵素があり髄核を数分で消化融解することが出来ます。
これにより椎間板の内圧が低下します。
この方法は手術ではなく注射なので簡単なのですが、
現在は日本では認可されていません。
なぜなら、アナフィラキシーショックが起こり死亡事故が過去にあったからです。
※アナフィラキシーショックとは植物を抗原とするアレルギーの事で、
末梢循環不全や低血圧、気道の収縮、蕁麻疹などが起こり、
急激な死の原因になります。
▲共通
・固定術
椎弓板を切除した後やもともと脊柱が不安定な場合に行う手術です。
昔は自分の腸骨片を用いて固定(自家骨移植)をしていましたが、最近では脊椎インストラメンテーションという専用の器具を用います。
▲ヘルニア手術後の再発について
ヘルニア手術後の再発率は5~10%と言われています。
再発で考えられる原因としては、
1、別の椎間板に起こる
2、Love法で脱出した髄核を取っても、元々の椎間板から残った髄核が出る
3、ヘルニアになる生活習慣を繰り返す
です。
一番重要なのはヘルニアになる生活習慣を改善することです。
なかのぶ整体院ではヘルニアの再発防止やヘルニアにならないような
生活習慣の指導も行っておりますのでお気軽にご相談ください。
▲手術直後の合併症
手術の合併症は全体の3%と言われています。(整形外科医の技術レベルも影響します)
主な原因としては「硬膜損傷」「神経根への障害」「術後出血」「感染症」「静脈血栓」が考えられます。
初回の金額:8,800円
(初検料+施術料=合計)
2回目以降 :5,500円
施術時間:
初回約60分
2回目以降40分~50分
回数券:27,500円
(5回の施術料金で6回分)
有効期限はありません。
ご家族や友人との共有可。
※上記の金額は消費税込み
初回の金額:11,000円
(初検料+施術料=合計)
2回目以降 :7,700円
施術時間:
初回約100分
2回目以降80分
施術担当は坂本となります。
★お子様連れは不可とさせて頂いております。
回数券:38,500円
(5回の施術料金で6回分)
有効期限はありません。
ご家族や友人との共有可。
※上記の金額は消費税込み
初回の金額:8,800円
(初検料+施術料=合計)
2回目以降 :5,500円
施術時間:
初回約60分
2回目以降40分~50分
回数券:27,500円
(5回の施術料金で6回分)
有効期限はありません。
ご家族や友人との共有可。
※上記の金額は消費税込み
■オプションメニュー
当院はご予約優先制にしております。
その理由は、
お子様連れの場合は院内を貸し切りにさせて頂いており安心して施術を受けられます。
また土日や平日の夜は定期メンテナンスの方が多くいらっしゃっていますので、
予約をされていないとお待ちいただくか、別の日になってしまう場合もございます。
もちろん臨機応変に対応をするようにしておりますが、
どうしても難しい場合がありますのでご予約をお勧めしております。
※初回はカルテのご記入がございますので10分前にお越しください。
当院では
・『お電話』
・『ホットペッパービューティー』
・『LINE』
・『メール』
の4つの方法でご予約、お問い合わせ頂けます。
ご都合の良いツールをご利用ください。
「はい!なかのぶ整体院でございます。」
と電話に出ますので
「初めてなのですが、ホームページを見て予約をお願いします。」
とおっしゃって下さい。
下記3点をお伺いいたします。
①お悩みのご症状orコース
②ご希望の予約日時
③お名前
ご症状の質問や、カウンセリングを受けてから施術してほしい等のご要望もお気軽にお申し付けください。【カウンセリングは無料】です。「カウンセリング希望」とお申し付けください。
「ホットペッパービューティー」からご予約を頂く事も出来ます。
24時間いつでもご予約可能です。
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以下のフォームに必要事項をご記入の上、「送信する」ボタンをクリックしてください。
◎各種クレジットカードをご利用いただけます。
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効果には個人差があり、改善度合いや改善にかかる期間、回数は人それぞれですが、一人ひとりに合わせた形でしっかり施術をさせて頂きます。